農業機械・産業用機械器具の制作販売

POWER

日本の宝を
守り継ぐ

 たわわな野菜の姿に自然と笑みがこぼれ、風に踊る黄金色の稲穂に懐かしく温かな気持ちになるように、日本人の生活と田畑のある風景は深く結びついてきました。しかし近年、農業従事者の高齢化と担い手不足、農家戸数の減少、市場の縮小などによって、その豊かな風景の維持は予測し得ない状況にあります。ですが、人々の暮らしを支える食とその文化は、これまでも、これからも子どもたちへと受け継がれるべき「日本の宝」であることに変わりありません。
 当社は、今日まで紡いできた百年の歴史と先代の想いを胸に、ものづくりを通して「未来農業づくり」「人づくり」「町づくり」を実現し、この先も魅力ある「会社づくり」に邁進してまいります。

農業、そして
日本を支えるものづくり

 日本の農業に農機が導入されたのは大正時代初頭。やがて、大戦後の食糧難や労働不足などを背景に、農機の近代化が推し進められました。当社も農機生産の始まりとなる「大豆粕自動粉砕機」や自走式脱穀機「ハーベスタ」など、時代に応える数々の農機を展開してきましたが、そのルーツは創設者、今間壮太郎の「ものづくり力」にあります。幼少からものづくりが好きだった壮太郎は、その発想力と創造力を発揮し、後に「機械に生きる男」として、農業経営の規模拡大や農産物の均質化、そして何より農業従事者の汗と涙を笑顔に変えようと尽力しました。その想いは現在もコンマの柱であり、社員一人一人が、農業そして日本を支える使命感を持って、ものづくりに取り組んでいます。

職人らによる
一貫生産

当社は創業以来、企画開発、塗装、組み立て、販売までの一貫生産体制で、品質の安定・生産コストの削減・納期短縮・部署間の連携による迅速かつ柔軟な対応を行ってきました。工場内の各部門のエキスパートである職人たちは、先代の人生観を表す「おこるな、いばるな、あせるな、くさるな、まけるな」の座右のもとに、それぞれ仕事に自負と責任を持ち、お客様のご要望に応えるよう日々努めています。また、安全性の観点から、ものづくり企業に欠かせない「整」をキーワードに、整理・整頓・清掃・清潔を徹底した製造を心がけています。

時代を拓く
開発力

 100年の年月で培った確かな技術とお客様からの信頼が実を結び、おかげさまで現在1000を優に超える農機販売代理店とのお取り引きがあります。業界内では「脱穀機のパイオニア」として、今なお農機生産を主軸としている当社ですが、地域を取り巻く環境は刻一刻と変化を続けています。これからも当社の製品を使ってくださる方々の声に耳を傾けながら、機械の改良を重ね、開発部門においては地元企業や教育機関との情報交換、共同開発を盛んに行い、広くアンテナを張り巡らせて、新たな時代の課題発見とその解決にスピード感を持って挑戦し続けます。